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Troubleshooting Methodology

手順目的
1症状の再現条件を固定
2影響範囲を切り分け
3L1 -> L2 -> L3 順で除外
4根拠となる show/log を採取
5恒久対策を反映

重要: 推測ではなく「証跡ベース」で切り分ける。

debug コマンドの注意事項

コンソールへの出力処理はルータ内の他の処理よりも優先されるため、大量のデバッグ情報がコンソールに出力されるとハングアップする可能性がある。

推奨される対策

対策説明
VTYポートへの出力コンソールではなくVTY(Telnet/SSH)にデバッグ情報を出力する
CPU使用率の確認debug実行前に show processes cpu 等でCPU負荷を確認する
logging synchronousログメッセージによるコマンド入力の中断を防ぐ

logging synchronous

ログメッセージが表示されてコマンド入力が中断された場合、入力途中のコマンドを新たな行に自動的に再表示する。

設定目的コンフィグモードコマンド
コンソール接続時line console configlogging synchronous
リモート接続時line vty configlogging synchronous

重要: logging synchronous はラインコンフィグレーションモード(line console 0line vty 0 4)で設定する。コンソールケーブルで直接接続している場合は line console、Telnet/SSHでリモート接続している場合は line vty で設定する。

debug condition interface

デバッグ情報の出力を指定したインターフェースに関するものに限定する。

設定目的コマンド
インターフェース指定debug condition interface <インターフェース>

重要: 複数回実行した場合は、指定した全てのインターフェースのデバッグ情報が出力される(上書きではなく追加)。

拡張ping

拡張pingコマンドは特権モードでのみ使用できる。

コマンド構文

ping <宛先IP> source <送信元IP/IF> repeat <回数> size <サイズ> df-bit

例: ping 10.0.0.2 source 192.168.1.1 repeat 10 size 1500 df-bit

拡張pingで指定できるパラメータ

パラメータコマンドオプション説明デフォルト
宛先IPアドレス<宛先IP>pingの疎通確認先アドレス-
送信回数repeat <回数>送信するICMP Echoメッセージの数5
サイズsize <バイト>送信するIPパケットのサイズ100バイト
タイムアウトtimeout <秒>応答待ちタイムアウトまでの時間2秒
送信元IPアドレスsource <IP/IF>送信元とするIPアドレスまたはインターフェース(省略形不可)送出IFのアドレス
ToS値tos <値>QoSに使用するToS(Type of Service)の値0(未設定)
DFビットdf-bitパケットの分割を禁止するDF(Don't Fragment)ビットをセットする未設定(分割を許可)
検証validate受信したICMP Echo Replyに含まれる応答データの検証を有効にする無効
データパターンdata <パターン>送信するICMP Echoメッセージに含まれるデータパターン0xABCD

重要: 送信元IPアドレス、ToS値、DFビット、検証、データパターンは対話型で拡張コマンドを有効にした場合のみ指定可能。

pingコマンドの実行結果表示文字

表示される文字意味
!成功
.タイムアウト
U到達不能
Mフラグメント化できない